脳内将棋盤養成講座(将棋上達の秘訣) 第2弾 「大橋宗英」の名局を題材にして その5
今日はさわやかな朝でしたが、電車がぎゅうぎゅうで、通勤だけで
疲れました。
さて、脳内将棋盤養成講座(将棋上達の秘訣) 第2弾 「大橋宗英」の
名局を題材にして その5 をお送りします。
<本講座の利用方法>
①図面を見てしっかりと目に焼き付ける。まぶたの裏にはっきり
としたイメージが浮かぶように練習する。
②目をつぶり、そのイメージの将棋盤の上で棋譜通りに駒を進める。
③結果をはっきりとイメージし、次の図面と比較する。
④イメージと図面がぴったりと一致するまで繰り返し練習する。
⑤2手だけでなく、4手、6手と手数を延ばしてみる。
では今日の最初の局面です。
2手進めます。【 】内の私のコメントも参考にして、進めた結果を
はっきりとイメージしてください。
▲5四歩 △同飛
【宗英の5四歩は、私にとっては驚きの1手です。後手の飛車を近づけて、
当たりを強くして、受けやすい局面にするというのは、後から考えれば
理屈の上では理解できますが、この局面で、何もないところに歩を突き
出すのは、余人にはできないことだと思います。後手は当然同飛です】
あなたの脳内将棋盤のイメージと次の局面を比べてください。
また、2手進めます。
▲6九角 △4一玉
【宗英は相手の飛車を上ずらせておいてから、6九角と引いて、2四歩を
狙います。後手は流れ弾に備えて、4一玉と居玉を避けました】
あなたの頭の中のイメージの局面と次の局面を比較します。
さらに2手進めます。
▲5六歩 △5五歩
【宗英は2四歩からの角交換を狙っていますが、その前に相手飛車の射程を
さえぎって、5六歩とします。後手の宗桂は、このまますんなり角交換されては
8二角の打ちこみや、6四銀の「歩越し銀」が負担になると見て、5五歩として
銀や飛車のさばきを図ります】
あなたのイメージと次の局面を比べてください。
いかがでしょうか?端歩の位置や、持ち駒も正確にイメージできましたか?
未だ序盤で、持ち駒も数ないので比較的イメージしやすいですが、だんだんと
複雑になってきます。
あきらめずにイメージの練習を続けましょう。
ある時、一気に視界が開けるのです。そこがあなたの棋力の飛躍ポイントです。
今までの好敵手に一段と差をつけることができるでしょう。
次回は、宗英の面目躍如、力強い「受け」の1手が飛び出します。
お楽しみに!
疲れました。
さて、脳内将棋盤養成講座(将棋上達の秘訣) 第2弾 「大橋宗英」の
名局を題材にして その5 をお送りします。
<本講座の利用方法>
①図面を見てしっかりと目に焼き付ける。まぶたの裏にはっきり
としたイメージが浮かぶように練習する。
②目をつぶり、そのイメージの将棋盤の上で棋譜通りに駒を進める。
③結果をはっきりとイメージし、次の図面と比較する。
④イメージと図面がぴったりと一致するまで繰り返し練習する。
⑤2手だけでなく、4手、6手と手数を延ばしてみる。
では今日の最初の局面です。
2手進めます。【 】内の私のコメントも参考にして、進めた結果を
はっきりとイメージしてください。
▲5四歩 △同飛
【宗英の5四歩は、私にとっては驚きの1手です。後手の飛車を近づけて、
当たりを強くして、受けやすい局面にするというのは、後から考えれば
理屈の上では理解できますが、この局面で、何もないところに歩を突き
出すのは、余人にはできないことだと思います。後手は当然同飛です】
あなたの脳内将棋盤のイメージと次の局面を比べてください。
また、2手進めます。
▲6九角 △4一玉
【宗英は相手の飛車を上ずらせておいてから、6九角と引いて、2四歩を
狙います。後手は流れ弾に備えて、4一玉と居玉を避けました】
あなたの頭の中のイメージの局面と次の局面を比較します。
さらに2手進めます。
▲5六歩 △5五歩
【宗英は2四歩からの角交換を狙っていますが、その前に相手飛車の射程を
さえぎって、5六歩とします。後手の宗桂は、このまますんなり角交換されては
8二角の打ちこみや、6四銀の「歩越し銀」が負担になると見て、5五歩として
銀や飛車のさばきを図ります】
あなたのイメージと次の局面を比べてください。
いかがでしょうか?端歩の位置や、持ち駒も正確にイメージできましたか?
未だ序盤で、持ち駒も数ないので比較的イメージしやすいですが、だんだんと
複雑になってきます。
あきらめずにイメージの練習を続けましょう。
ある時、一気に視界が開けるのです。そこがあなたの棋力の飛躍ポイントです。
今までの好敵手に一段と差をつけることができるでしょう。
次回は、宗英の面目躍如、力強い「受け」の1手が飛び出します。
お楽しみに!
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