脳内将棋盤養成講座(将棋上達の秘訣) 第2弾 「大橋宗英」の名局を題材にして その7
今日はまた、梅雨空ですね。
さて、脳内将棋盤養成講座(将棋上達の秘訣) 第2弾 「大橋宗英」の
名局を題材にして その7 をお送りします。
<本講座の利用方法>
①図面を見てしっかりと目に焼き付ける。まぶたの裏にはっきり
としたイメージが浮かぶように練習する。
②目をつぶり、そのイメージの将棋盤の上で棋譜通りに駒を進める。
③結果をはっきりとイメージし、次の図面と比較する。
④イメージと図面がぴったりと一致するまで繰り返し練習する。
⑤2手だけでなく、4手、6手と手数を延ばしてみる。
では、本日最初の局面です。しっかりとイメージしてください。
あなたの脳内将棋盤の上で次の2手を進めてください。【 】内の
私のコメントも参考に・・・
▲5六歩 △5二飛
【飛車での王手です。宗英の5六歩は当然の1手です。こうして中央の
局面を納めて、2四歩からの角交換を狙っています。後手の宗桂は5二飛
と2段目まで飛車を引きました。中飛車を押しとおすつもりなら5一飛も
有りますが、角交換になった場合に8二角の打ちこみがありますので、
これを警戒したものです】
あなたがイメージした結果を次の局面と比較してください。
また、ここから2手進めます。
▲5八金 △8四歩
【5八金。宗英は未だ玉を動かしません。普通なら6八玉から玉を囲いそうなところ
ですが、この後の構想がはっきりと描けていたので、ここに金を上がったのです。
それは、2四歩からの角交換の後の局面で、最良の陣形を目指すためでした。
後手は5八金と中央に厚く構えられたので、戦力の薄そうに見える8筋に狙いを
変えて、8四歩と突きました。しかし、これこそ宗英の待ち構えるところだったのです】
あなたの頭の中の局面と次の局面を比べてください。
さらに2手進めます。
▲6九玉 △8五歩
【宗英は6九玉。41手目にして初めて玉を動かしました。私はこんなに後まで
玉を動かさない「プロ」の将棋を初めて見ました。後手の宗桂はさらに8筋を狙って
8五歩と伸ばします。いかにも8筋が薄くてちょっと玉をそちらに近づけるのは
気が進まない感じですが・・・】
あなたのイメージの局面と次の局面を比べてください。
いかがでしょか?
2手ずつでは物足りない方のために・・・
まず本日の最初の局面をもう一度、イメージに焼き付けてください。
持ち駒の金や銀も大丈夫ですか?
そして、次の6手を一挙に進め、今日の最後の局面を比べて、
完全に一致するまで練習します。
▲5六歩 △5二飛 ▲5八金 △8四歩 ▲6九玉 △8五歩
どうでしょうか?もし、6手を進めてもしっかりを局面をイメージできる
ようなら、あなたはすでにかなりの強豪です。
もし、未だ十分にできなくても、練習することであなたの棋力は確実に
アップします。
次回は、また「驚愕」の1手が飛び出します。
お楽しみに。
さて、脳内将棋盤養成講座(将棋上達の秘訣) 第2弾 「大橋宗英」の
名局を題材にして その7 をお送りします。
<本講座の利用方法>
①図面を見てしっかりと目に焼き付ける。まぶたの裏にはっきり
としたイメージが浮かぶように練習する。
②目をつぶり、そのイメージの将棋盤の上で棋譜通りに駒を進める。
③結果をはっきりとイメージし、次の図面と比較する。
④イメージと図面がぴったりと一致するまで繰り返し練習する。
⑤2手だけでなく、4手、6手と手数を延ばしてみる。
では、本日最初の局面です。しっかりとイメージしてください。
あなたの脳内将棋盤の上で次の2手を進めてください。【 】内の
私のコメントも参考に・・・
▲5六歩 △5二飛
【飛車での王手です。宗英の5六歩は当然の1手です。こうして中央の
局面を納めて、2四歩からの角交換を狙っています。後手の宗桂は5二飛
と2段目まで飛車を引きました。中飛車を押しとおすつもりなら5一飛も
有りますが、角交換になった場合に8二角の打ちこみがありますので、
これを警戒したものです】
あなたがイメージした結果を次の局面と比較してください。
また、ここから2手進めます。
▲5八金 △8四歩
【5八金。宗英は未だ玉を動かしません。普通なら6八玉から玉を囲いそうなところ
ですが、この後の構想がはっきりと描けていたので、ここに金を上がったのです。
それは、2四歩からの角交換の後の局面で、最良の陣形を目指すためでした。
後手は5八金と中央に厚く構えられたので、戦力の薄そうに見える8筋に狙いを
変えて、8四歩と突きました。しかし、これこそ宗英の待ち構えるところだったのです】
あなたの頭の中の局面と次の局面を比べてください。
さらに2手進めます。
▲6九玉 △8五歩
【宗英は6九玉。41手目にして初めて玉を動かしました。私はこんなに後まで
玉を動かさない「プロ」の将棋を初めて見ました。後手の宗桂はさらに8筋を狙って
8五歩と伸ばします。いかにも8筋が薄くてちょっと玉をそちらに近づけるのは
気が進まない感じですが・・・】
あなたのイメージの局面と次の局面を比べてください。
いかがでしょか?
2手ずつでは物足りない方のために・・・
まず本日の最初の局面をもう一度、イメージに焼き付けてください。
持ち駒の金や銀も大丈夫ですか?
そして、次の6手を一挙に進め、今日の最後の局面を比べて、
完全に一致するまで練習します。
▲5六歩 △5二飛 ▲5八金 △8四歩 ▲6九玉 △8五歩
どうでしょうか?もし、6手を進めてもしっかりを局面をイメージできる
ようなら、あなたはすでにかなりの強豪です。
もし、未だ十分にできなくても、練習することであなたの棋力は確実に
アップします。
次回は、また「驚愕」の1手が飛び出します。
お楽しみに。
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