中小企業診断士のHACCPの考え方(JFS規格を中心に)-14

この度、ブログのテーマをもう一つ加えて【HACCPの考え方】を折々に発信していきたいと思います。
最近、日本発の「食品安全マネジメント規格」であるJFS規格A/Bの監査員研修を修了しましたので、
JFS-B規格の要求事項に私なりの解釈を加えて発信します。
(ただし、あくまでも私の考えであり、あなたが属する組織にそのまま当てはまらない場合がありますので
ご注意ください)
なお、JFS規格の要求事項は以下の「日本食品安全マネジメント協会」のHPからダウンロードできますので、

今回は前回の続きです。(FSM15とFSM16の比較と関連性)
FSM15購買とFSM16サプライヤーのパフォーマンスについて、その違いと関係をわかりやすくするために表にまとめました。

FSM15購買の要素の例
実施の時期外部に対する要求事項
実際の要素の例
新規取引開始時
購買するものやサービスの規格
商品規格書やサービス規定
 購買するものやサービスの工程評価
工程図
工場図面
危害要因分析表
HACCP計画
現場確認(立ち入り監査)
 購買するものやサービスの規格の評価
検査結果の入手
受入れ時の確認(微生物検査、理化学検査、品質検査等)
継続の時上記に追加して実績の評価
納品の実績
原材料由来クレームの実績
規格の評価


FSM16サプライヤーのパフォーマンスの要素の例
実施の時期
実際の要素の例
新規取引開始時
信用調査
品質保証体制
PL保険等加入の有無
第三者認証の有無
供給能力
現場立ち入り監査結果
価格や納期
継続の時
納品の実績
原材料由来クレームの実績
※上記の2表は「月刊HACCP」2019年6月号記事にあった表を改変したものです。

これらすべてを最初から計画・実施する必要はありませんが、ここに挙げた要素を参考にして
自社の実態に即した購買管理の手順を作成することをお勧めします。

FSM15購買の要求事項の最後の方に「緊急時(自然災害等)」の対応が書かれています。
これは、緊急時にも規格や工程の評価は必要であるといっています。ただし、FSM16サプライヤーのパフォーマンスの評価には
一定の期間が必要なことから、緊急時にはFSM16の実施までは要求していないことを意味しています。
緊急時には時間がありませんので、当然といえば当然ですが・・・

次回は【FSM18苦情への対応】を見ていきます。


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