中小企業診断士のHACCPの考え方(JFS規格を中心に)-12

この度、ブログのテーマをもう一つ加えて【HACCPの考え方】を折々に発信していきたいと思います。
最近、日本発の「食品安全マネジメント規格」であるJFS規格A/Bの監査員研修を修了しましたので、
JFS-B規格の要求事項に私なりの解釈を加えて発信します。
(ただし、あくまでも私の考えであり、あなたが属する組織にそのまま当てはまらない場合がありますので
ご注意ください)
なお、JFS規格の要求事項は以下の「日本食品安全マネジメント協会」のHPからダウンロードできますので、

今回は、食品安全マネジメントシステム(FSM)の要求事項14「是正処置」です。

【要求事項】FSM 14 製品の出荷
食品安全に関する要求事項、法令及び顧客要求事項に適合した、適切な製品仕様書を作成し、製品リリース(出荷)に当たって適切な手順を定め、実施しなければならない。

※製品の出荷に当たっては、あらかじめ作成した「製品仕様書」に照らし合わせて、出荷の可否を判定しなさいと言って言います。
 その出荷の可否を判定する手順もあらかじめ決めておかなければなりません。

【ガイドライン】
●考え方、具体的事例
製品仕様書
取り扱う製品の仕様書を作成することで、どのような製品であるか明確にしておく必要があります。
○ 製品仕様書では、以下の項目が要求事項に適合していることが必要です。
・ 外装 (包装形態・包装資材など)
・ 製品仕様 (原材料・製品特性・食品安全基準など)
・ 表示 (ラベル・製品表示・販売者情報など)
○ 作成した製品仕様書の運用にあたって、以下のことを実施します。
・ 製品仕様書及び関連する書類を管理する適任者を定めます。
・ 製品情報のうち、取引先や消費者から求められる内容は必要に応じて顧客要求事項として管理します。
・ 製品仕様書の保管期間は、製品の販売期間等を考慮し、根拠を持って設定します。
・ 製品仕様書の変更が内部及び外部に連絡される体制を構築します。
・ 必要に応じて、製品仕様書について改ざんが行われていないことを定期的に確認します。
リリースの手順
○ リリースするための手順に含む内容は以下のとおりです。
・ リリース手順が最新のものであり、従事者が利用可能となっている
・ 原料、材料、添加物、包装材料、再生品、手直し品及び最終製品の仕様が明確になっている
・ 出荷する製品が製品の仕様書に適合しているか確認する
・ 製品仕様だけでなく、工程管理がきちんとできていることを確認する

※工程管理の確認は、その製品を出荷する前に少なくともCCP(重点管理点)のモニタリングで
 異常がなかったことを、CCP管理の力量をもった人(製造責任者)が確認しなければなりません。

※製品仕様書の作成の詳細や運用については、後のHACCPの手順のところで解説します。

次回は、FSM 15購買 です。

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